始発列車

2004年6月19日
二人で始発列車を待っていた明け方の歩道橋の上
流れ出した町をもうすぐ終わる夜を君とこうして一緒に見ていた
あの時大人になる事が少し怖いといった君は
僕の前で大人ぶって笑って見せてくれた
季節の変わり目はいつも決まって君のこと思い出す
気がつくと発車のベルが僕を焦らせて
扉の向こう君の思い出にさよなら
あれからまた少しだけ時間だけが僕の前通り過ぎていく
言えなかった言葉急に胸を締め付ける
今更どうにもならないのに
強く握り返した君の手はあの時何を言ってたの?
僕の手の中に残ってるのは痛すぎるぬくもりだけ
こんな事また思い出すなんておかしな話だけど
今夜で最後にしようと誓った夜もあったのに
なんだろう?頭の中が君でいっぱいになるんだよ
動き出した人の群れ駅の交差点の中
忘れかけてた君の思い出にさよなら

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索